評価士の養成と研修

Training of Evaluators

近年、我が国においては、公共事業、学校教育、福祉、ODA、ソーシャル・セクター、投資分野等をはじめとする様々な分野の政策や事業に関するアカウンタビリティが求められる一方、評価を通じた事業改善のニーズも高まっています。こうした社会一般からの需要に応えるために、評価システムの導入や事業評価の実施が進められています。しかし、評価の専門性を持つ人材は未だ十分に育っていないのが現状です。

この状況を改善するため、評価に関する能力を身につけた人材を養成してこれを認定し、各分野における評価の向上に資することが本講座の目的です。

評価士養成講座

プログラム評価の基礎となる考え方、枠組み、技術の習得を中心に据え、外部リソース(専門家等)などの助力を得ながら、プログラム評価に取組むことができる人材を養成することを目的としています。講座は4つの単元から構成され、受講日数は合計6日間となります。1年に2回(夏季と冬季)を目安に実施しています。

専門評価士講座

現在、講座内容について検討中です。
※2011-2013年には、「学校専門評価士」養成講座を開設し、学校評価に特化した講座を実施しました。この講座の再構成や、今後他分野における講座の開講を検討しています。

上級評価士認定制度

「上級評価士」は、評価に関する体系的な研究を行うことにより、評価活動の発展に寄与することができる専門家(各府省・自治体等の評価委員会の委員を務めることができるレベルの専門家)としての能力を認定することを目的として授与します。申請資格は以下のいずれかの条件を満たしていることが必要です。

(1)日本評価学会正会員であること
(2)「評価士」を取得して、評価関連の5年以上の実務経験を有していること

申請者の業務実績等を審査して認定します。

※本講座は2010年11月の理事会にて次のように名称変更を行うことが決定しました。
評価士(初級)→評価士、評価士(中級)→専門評価士、評価士(上級)→上級評価士