学会概要
JES Overview
今日、あらゆる分野における活動は、その進歩・向上のために、活動内容の確認とそれに基づく改善を必要としています。改善のためには現状を評価し、課題を整理して対策を立案することが求められます。加えて、公共的な活動あるいはNPOなどの社会的な活動においては、近年、広く国民一般に対する透明性の確保、説明責任の遂行のために、評価の重要性が強く認識され、評価に関する研究の必要性が求められるようになっています。
評価が慣行として定着しつつある欧米諸国では、官民の各種活動に関する客観的な評価への実務面での取り組みや、評価に関する研究にも蓄積が見られます。この点で、欧米諸国は、評価に関して先進的な位置にあると言えます。我が国でも、民間セクターにおいては経営・人事・技術などに関して評価がシステムとして取り入れられ始め、また、公共セクターにおいても、公共事業の経済性評価や開発援助事業の評価など、各種評価の取り組みが行われてきました。しかし、それらの取り組みは充分とは言えず、評価は今後の重要な課題として残されています。
日本評価学会は、評価に関する研究の振興を図り、国際社会に通用する評価活動の定着と評価活動に関わる人材の育成を推進するため、2000年9月に設立されました。評価は、高度な専門的知識が要求されるような分野を含め、様々な分野における活動を対象として行われる活動であることから、当学会は、社会に開かれた学会とし、既存あるいは新規の他の学会などとも協力関係を深めることにより、その研究と実践の質の向上を目指します。
当学会では、研究発表会、分科会、国際会議の開催、論文集の発行など各種行事を通じて皆様の研鑽と交流の場を提供いたします。各種評価の体系化、評価の実務への応用・適用、新技術の評価活動への活用などに関心をお持ちの皆様のご入会をお奨めいたします。皆様の積極的なご参加をお待ち申し上げます。
学会の特徴
- 実践を重視した評価手法・技術の研究を振興します。評価の研究者、実践者、利用者の参画により、相互に啓発しあうことを通じて、研究の実務への応用・適用と評価の発展を図り、政策・事業評価に対する社会の信頼向上に努めます。
- 評価活動は他の専門分野と不可分な技術領域であることから、他の学会などとの協力を図ります。
- 多様なテーマに対応して振興と発展を図るため、分科会活動を設けます。
- 海外研究者との積極的な交流を深め、世界に通用する評価活動の進展を目指します。
主要情報
設立年月日 | 2000年9月25日 |
法人名 | 特定非営利活動法人 日本評価学会 |
事務局 | 〒113-0034 東京都文京区湯島3-31-1 中川ビル5階 (一財)行政管理研究センター 内 電話番号:03-5969-8211 メールアドレス:jes.info@evaluationjp.org |
会長 | 石田洋子 広島大学 |
事務局長 | 齊藤貴浩 大阪大学 |
会員数 | 484名(2021年7月現在) |